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絵の具を混ぜて絵を描くこと
クリームを泡立てて食べること
粘土を整えて入れ物を作ること
これらは私にとって同じ意味になる。
キャンバスは粘土になり、クリームは絵具になり釉薬にもなれる。
経験(感覚)を通じて得た感情(感じ)は私の小宇宙を成す元素になるのではないだろうか。特に味覚は人間の五感覚のうち、消化に繋がり物質に変わる唯一の感覚だろう。私たちが食べることは体内の機関につながる物質的なものだけなのかそれともその当時の雰囲気、一緒にいる人々との時間も含まれて消化されているのではないかと考えてみた。
私が描く、作ったお皿には何を盛り込むことができるのか。
私の入れ物に盛られているドロドロな何かの動きに見る人の心も一緒に動いてほしい。
その感覚が消化され彼らの小宇宙を成す源の一つになることができたら幸いと思う。
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